8.ティールーム(紅茶カフェ)試練の開業1年~テレビ取材~

2013年9月、フードメニューをイギリス菓子に絞り、

「本格紅茶とイギリス菓子の店」へとコンセプトを改め、

「クランペット」を目玉商品に据えたら、

廃業寸前だったお店が、何とか息を吹き返しました。

それから間もない頃、友人の紹介で知り合った方が、

中小企業の広報担当者向けの勉強会を主催しており、

私も参加させて頂くことになりました。

「お店を知ってもらうためには、何が必要か」

どうすれば口コミが起こるのか、「クランペット」を取り扱うまでは、

そんなことを考えたこともなかった自分を猛省し、

「お店の宣伝・広報について、もっと知らなければ」と思ったのです。

1人でお店をやっている以上、

宣伝・広報も、重要な仕事だということに、

手遅れになる直前に気付けたのは、幸運でした。

広報の勉強会に出席させて頂いたご縁で、

テレビ局のディレクターさんと知り合い、

「クランペット」のお話をすると、「ぜひ取材させてください」と言ってくださり、

あれよあれよとお話が進んでいったのです。

ご縁はご縁を呼び、繋がっていくものなのですね。

テレビ取材のお話が決まったのは、2013年12月。

クランペットを始めてから、わずか3か月後のことでした。

そして、12月26日、店内のクリスマスの飾りが外れた日に、撮影隊が来ました。

テレビ朝日「スーパーJチャンネル」、夕方5時からのニュース番組です。

特集は、「パンケーキの次にくるもの」。

3つのうち1つとして、取り上げて頂くことになりました。

年末年始休業を挟み、2014年1月15日に、放映されました。

寒い季節でしたが、やはりテレビ効果は絶大。

毎日、数組のお客様に、「テレビ観て来ました」と言って頂きました。

そして、テレビ放映の10日後、まだまだテレビの熱が冷めやらぬ中、

開店1周年を迎えることができたのです。

「テレビ効果は一過性」と聞いていたので、

2月以降は売上が落ち込むかなと思っていたのですが、

1月放映後、2月、3月、4月、5月と、緩やかな右肩上がりで、売上は上がっていきました。

開店後に迷走し、危機に瀕しながらも、

何とか軌道修正したドタバタ記録、

「開店1年の試練」シリーズ、これにて終了です。

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