4.ティールーム(紅茶カフェ)試練の開業1年~売上アップへ!葛藤と決断~

通帳残高が底を尽きそう、しかし自分では売上アップの秘策が思いつかない。

そんな時、お世話になっている紅茶の師匠、

Cha Tea紅茶教室の立川碧先生に、お会いしました。

立川先生は、たくさんの生徒さんを抱え、外部レッスンや執筆活動もされ、

戦略的な教室運営に成功している、経営者の先輩です。

先生は、お店を、オープン準備中から応援してくれて、

お忙しい合間に時間を作り、私の相談に乗ってくださったのです。

オープンしてすぐ、お店に来てくれたので、

その時受けた印象、改善点は何か、鋭い視点で、的確な指摘、助言を頂きました。

「オーナーの好みを、もっと全面に出した方がいい」

「ティーカップだけでなく、ケーキ皿にもこだわりを」

「商品棚が控えめすぎる」

「店内、机や椅子が整然としすぎている」

等々、主観では気付けなかったことばかり。

何とありがたいことでしょう。

ひとつひとつの助言を噛みしめながら、

帰ってすぐに、お店の改革に取り組み始めました。

とは言え、余裕資金はなかったので、

手持ちのアイテムで何とかするしかありません。

自宅から、テーブルクロス、キャビネット、ワインテーブル、

ティータオルやティー関連雑貨など、あれこれ持ち込みました。

こうして、当初は控えめだったお店のインテリアは、

一気に小物等の装飾品が増え、私の趣味全開ワールドに。

そして、立川先生からの助言のひとつに、

「英国菓子専門にしたらどう?」

というものがありました。

それまでは、あくまで紅茶専門店、

「紅茶が主役、お菓子は脇役」という位置付けだったので、

レシピ開発に苦戦したスコーンの他には、

シフォンケーキ、チーズケーキ、ガトーショコラ、クレームブリュレ等、

特にこだわりなく、紅茶に合うお菓子をお出ししていました。

英国菓子専門にする!?

正直、戸惑いました。

私が製菓学校で習ったのは、フランス菓子。

それに比べ、英国菓子は、見た目の華やかさが無いし、認知度も低い。

この頃、「英国(イギリス)菓子」と検索しても、

ヒットするお店は、都内でも、片手で数えられるくらいでした。

それが、お客様に受けるかしら?

しかし、何も手を打たなければ、このまま成す術もなく、

お店はまもなく消えて無くなるでしょう。

決断するのに、時間はかかりませんでした。

よし、「英国菓子専門店」にしよう!

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