オープン前の準備として、急遽、プレオープンをすることになりました。
お客様の来店⇒注文⇒作る⇒提供⇒会計の流れの確認し、
現状に「足りないもの」を知り、オープン本番に備えることが目的。
混乱を避けるために、大々的に告知はしませんでした。
(と言っても、プレオープンは、開催の1週間前くらいに決めたので、
そもそも、告知する余裕もありませんでしたが。)
店頭に張り紙をしたのと、ブログやFacebookで友人知人にお知らせした程度で、
ひっそりと、プレオープン日を迎えました。
ありがたいことに、製菓学校の同期や、友人が、プレオープンを手伝ってくれました。
おかげで、とても心強かったです。
お店を掃除して、ケーキを焼いて、エプロンをつけて、照明をつけて。準備は整いました。
さあ、いざ、プレオープンです!!
この時、初めて、「OPEN」の札を店頭にかけました。
ドキドキ。
ドキドキ。
「最初のお客様はどなたかな?」
「それとも、1人も来なかったらどうしよう・・・?」
間もなく扉が開き、「チリン」とベルが鳴りました。
記念すべき1人目のお客様は、母でした。
「会社を辞めて、お店を開く」という、無謀にも見える私のことを心配し、
購入した食器や製菓道具を洗ったり、厨房機器を拭いたり、
山のようにある細かい作業を手伝ってくれて、支えてくれた母が、
最初のお客様として来店してくれたのです。
その後も、友人や、通りがかりの方が来てくれました。
平日で、さほど宣伝していなかったのもあり、混雑や混乱することなく、
数時間限りのプレオープンが終了しました。
「なんとか無事終わった~」と、ホッとしつつも、
今までに感じたことのない、とてつもない疲労感に襲われました。
「明日の営業はない、一旦仕切り直しができる」と思うと、
プレオープンは、やって正解でした。
足りない物が色々と判明し、オープン当日までに準備する時間があるからです。
プレオープンでは、「どうでしたか?」「気になるところはありましたか?」と、
お客様、友人知人に、帰りがけに聞いたので、
お客様用の荷物カゴや、化粧室のおしゃれなディスペンサーなど、声があがった物をリストアップ。
そのひとつひとつが、お店のイメージを作る大切なパーツです。
また、「もっと紅茶の説明を聞きたい」などのご指摘を、ありがたく受け止め、
来店~注文の流れを、改善していきます。
結論、プレオープンは、「するべき」
今回は、平日の数時間だけ、ひっそりとプレオープンしましたが、
友人知人のみの、招待制にしてもいいと思います。
なぜなら、接客~調理~提供の流れが、拙くても、友人知人なら、温かく見守ってくれます。
もしいきなりオープンして、一般のお客様がどっと押し寄せたら、
料理の提供が遅かったり、接客に不慣れだったりすると、クレームになりかねません。
さて、オープンまであと1週間。