5.ティールーム(紅茶カフェ)試練の開業1年~成功に必要なのは、たったひとつの〇〇~

「英国菓子専門店」にしたら?

開業半年にして、経営がどん詰まり、廃業危機に瀕している私への、

尊敬する紅茶の師匠からのアドバイス。

戸惑いましたが、悩み、迷う時間さえ惜しい状況です。

「よし!英国菓子専門店にしよう」と決断。

丁度この頃、私には、出会ったばかりの友人がいました。

やがてお店の商品のイラストを手がけてくれる、デザイナー「SAYA」です。

起業仲間から、私の話を聞き、オープン翌月に、お店に来てくれたのが、出会いでした。

実は、開業前に参加した、起業セミナー「開業塾」で知り合った人の紹介です。

こんなところに、ご縁が繋がっていました。

SAYAにも、「いずれカフェを経営したい」という目標があり、

「無給でいいので、勉強のために、手伝わせてほしい」

と、週1ペースで、お店に手伝いに来てくれていました。

そこで、「英国菓子専門店にしようと思う」と打ち明けました。

実は、SAYAは、数か月前に、イギリス留学から帰国したばかりだったのです。

現地であれこれ食べ歩いていたので、タイムリーな情報を持ち、

英国菓子についての知識が豊富でした。

本場の英国菓子や、ティールームの写真もたくさん見せてもらい、

現地で購入した英国菓子のレシピ本も、何冊も借してくれました。

そんなSAYAの強力バックアップのもと、

「英国菓子専門店」にすべく、すぐに準備開始です。

この時、2013年7月。記録的猛暑の年でした。

最低気温が30度を下回らない日もありました。

ただでさえ、人通りの少ない裏通りにあるお店ですから、

猛暑の、特に日中は、人っ子ひとり通らない時間帯も。

7月、8月は、レシピ開発&試作に打ち込むことにしました。

そして、2か月後の、暑さが少し落ち着く2013年9月から、

「英国菓子メニュー」を始めることに決定。

また、この頃、同じCha Tea紅茶教室出身の、経営コンサルタントのゆかりーぬさんからも、

アドバイスを頂いていました。

「たったひとつ「目玉商品」があればいい」

(ちなみに、ゆかりーぬさんは、アフタヌーンティー情報サイト「Tea Magazine」の運営もしていて、2019年「マツコの知らない世界」にTV出演されていました)

しかし、どんな英国菓子が受け入れられるのか。

どんなメニュー構成にするのか。

英国菓子の「目玉商品」は何にするのか。

課題はたくさん。

もう、失敗は許されません。

でも、もしうまくいけば、廃業危機の現状から、きっと脱出できます。

たったひとつの「目玉商品」を考えること、それが成功への唯一の秘策

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